日野市


幕末に活躍した「新撰組」の出身地として、歴史ファンによく知られた都市。また、有川浩原作の人気小説「図書館戦争」の「日野の悪夢」の舞台となったのは、ここの図書館という設定らしい。市内の豊田駅付近にはJR東日本の車両基地があり、中央快速、青梅線、中央本線の車両群の牙城となっている。工業は高度に集積しており、その筆頭はやはり日野自動車の本社工場であるが、富士電機やエプソンの主力工場も進出しており、人口18万と平凡ながら、製造品出荷額7千億を超える多摩地区有数の工業都市である。。地理的には、北部は平坦で工業地帯が、南部は多摩丘陵が広がっており、多摩地区では珍しく凹凸が多い地形で、斜面に沿って畑や果樹園、住宅が立ち並ぶ。商業は、従来、隣接する立川や八王子にやられっぱなしだったが、2020年、豊田駅前にイオンモールが進出した。観光面では、多摩動物公園、京王線の駅名ともなっている高幡不動を有する。

コニカミノルタの巨大な工場

日野自動車本社工場


近年、豊田駅前に開業したイオンモール

日野の観光名所のひとつ「高幡不動尊」真言宗のお寺