蒼き鋼のアルペジオ

 

ここ何年かで、一番のお気に入りの作品。原作は漫画であり、原作が連載中ということもあり、アニメ・映画化されたものは、原作とはストーリー進行やキャラ設定が異なり、「パラレルワールド」と考えた方が理解しやすい。

ここでは、一応完結したアニメ・映画版の基本設定を基に話を進めたい。

2038年、温暖化による海面上昇で、大打撃を被った人類は、それに追い討ちをかけるように、第二次世界大戦中の軍艦の姿をした謎の艦隊の攻撃を受ける。「霧の艦隊」と名付けられた彼らは、見た目は旧式だが、人類の現行艦を遥かに超えた、別次元の性能を有する。彼らにより、人類側の艦隊は瞬く間に壊滅。人類は太平洋に戦力を集中し、最後の決戦(「大海戦」と呼ばれる)を挑むも、圧倒的な性能差の前に、完敗。制海権・制空権は「霧の艦隊」に奪われた。さらに、彼らの強力な電波妨害により、人類は海をまたいだ通信すらできなくなり、ヒト・モノ・情報を分断された人類は、各国の状況すらお互いに把握できない状態に追い込まれる。

霧の艦隊の艦艇に、唯一対抗できる性能を持った船は、理由は不明ながらも霧の艦隊を離脱し、人類側に接触してきた第二次世界大戦の日本潜水艦「イー401」とそっくりの蒼い塗装を施された潜水艦だった。船でありながら、自から意思を持ち、特定の人間の指示のみを受け入れる401。物語はこの船と、この船に選ばれた若者たちを中心に進んでいく。

なお、主要な登場人物の中で、人間は数えるほどしかいない。大部分は本来、「兵器(機械)」である「霧の艦隊」が、人間とコミュニケーションをとったり、人間の戦術や思考を取り入れる手段として、人間そっくりに模した「メンタルモデル」と呼ばれる一種のアンドロイド(ギャラクティカの「人型サイロン」みたいなもん)である。メンタルモデルは、皆、美少女で、原作の漫画ではその理由も記されているが、身も蓋もないことをいえば、「商業的に売れそうだから」そうしたというのが本音であろう。

この画像もメンタルモデルの一人で、作品の本筋からいえば、完全に脇役なのだけれども、自分のお気に入りなので載せただけ^^;

ここに限らず、このホームページに載せた画像の中には、その日の気分だけで載せた画像も多いので注意(って、ここで言うなよ)。まぁ個人のホームページなんてそんなもんでしょ。