ペルーン級

パラミデュース級で実現した長距離戦闘能力を犠牲にすることなく、パラミデュース級の照準システムをデチューンしたものを搭載することで、トータルコストバランスのとれたクラスとなっている。なお、現在第3艦隊旗艦を務める「ク・ホリン」は、ペルーン級の最終艦であり「ペルーン級バッチ2」と呼ばれる、砲門数こそ減っているものの、試作型の新型主砲により1分当りのエネルギー投射量や命中率など総合戦闘能力を低下させること無く、コンパクト化を実現している。また、側面砲も新型のタイプに換装されている為、あえて搭載数を減らした結果、被弾時の抗堪性の向上を実現した。当初、ペルーン級(バッチ1)に引き続き、バッチ2が建造される予定であったが、実戦において、設計の見直しによる重量モーメントの変化が、操艦性を低下させることが判明し、追加でフィンスタビライザーを船体下部に増設した。ペルーン級はバッチ2を含め、10隻が建造されている。

余談だが、このクラスは外観こそ、アイアース級の主砲モジュールを変更しただけのように見えるが、艦内設備の見直しなどの設計変更が行われているため、アイアース級を改造してこのクラスを造るより、このクラスをもう一隻建造した方が建造費用は安上がりである。