アイアース級

現在の同盟軍正規艦隊の旗艦クラスの最大勢力を占めるほか、分艦隊や地方艦隊の旗艦としても多用されている。戦闘能力は、前任のアコンカグア級に準じ、艦首に装備された大口径光子砲は40門による絶大な火力を有する。しかし特筆すべきは、正規艦隊の新編成(1万3千隻前後)に対応し、複数の艦隊を統率するのに十分な旗艦設備(旗艦要員の居住施設、増加した設備の収納スペース)を有している点である。その基本設計の優秀さは、後述のバングウ級やパラミデュース級など多くの準同型艦を生み出したことでも証明されている。また、アイアース級は長期に渡り建造されているため、建造時期や造船所により仕様が異なる。主砲を超長距離砲に換装している艦も少なくない。例)「リオ・グランデ」(バッチ2)、「アキレウス」(バッチ3)、「ロスタム」(バッチ3B)。なお、「シヴァ」は、もともとアイアース級2番艦であったが、老朽化に伴い試験艦兼標的艦として運用されていたもの。船体から突き出した多数のアンテナは、命中箇所を測定するセンサーであり、前部主砲モジュールは、各種兵装の換装を容易にする為、大型化されている。