遠すぎた橋

 

【ストーリー】

第二次世界大戦後半、ノルマンディー上陸作戦に成功した連合軍は、

総反撃に転じたが、ドイツの抵抗も強く、ドイツ本国には進攻できずにいた。

そこで、敵防衛ラインの後方に空挺部隊を降下させ、進撃路を確保、ベルギーにいる機甲師団が、オランダを突破し、ドイツ本国へ一気に侵攻する一大空挺作戦「マーケット・ガーデン作戦」が実施される。

この作戦には、アメリカ、イギリス、イギリスに亡命しているポーランドの各空挺部隊が投入される。

ドイツも精鋭部隊を投入し、決死の防戦を試みる。各空挺部隊は、機甲師団の到着まで持ち堪えられるのか!?

 

【感想】

第二次世界大戦を舞台とした戦争映画としては、一番好きな作品。

キャストも、イギリス空挺師団の司令官役のショーン・コネリー、アメリカ空挺師団長役のロバート・レッドフォードをはじめ豪華な顔ぶれ。

また、劇中の敵役ドイツ軍も、フェアプレー、正々堂々とした戦いぶり。特に、ドイツ機甲師団長のビットリッヒ中将は紳士的で、連合軍、ドイツ軍どちらも応援したくなる。

1977年公開なので最近の戦争映画と違い、リアルに血が飛び散ったり、腕や足が吹っ飛ぶといった血生臭い表現はほとんどなし。残酷なシーンが苦手な人にもオススメ!

また、戦争映画なのに、テーマ曲はマーチ風の軽快な音楽で、初めは違和感を覚えるが、何度も聴いていると結構この作品にマッチしていると思えてくるのが不思議。なお、「マーケット・ガーデン作戦」は、実際にあった話で、この映画の内容・人物も概ね史実に基づいている。