ディオーネ(ハドソン)

【概要】 

「スターソルジャー」で、ファミコンのシューティングブームを巻き起こしたハドソンが、1980年代後半に作ったシミュレーションゲーム。X1とPC88ぐらいしか移植されなかった極めて知名度の低い、地味なゲームだが、ストーリーは小説みたいな本格的な作りで、メカ設定もしっかりしていて、敵メカの名前や概要までマニュアルに記載されていて、いまだに読んでるとプレーしたくなる。ゲームシステムも分かり易く、途中で味方の攻撃衛星からの支援攻撃とか凝っていて、秀作だと思う。

 

音楽がまた良い!サントラが商品化されなかったことが極めて悔やまれる(>_<)

フェニックスはパソコン(X1)本体は廃棄してしまったが、テープレコーダーをパソコンのイヤホン端子に接続して、BGMを録音するという涙ぐましい努力をして、さらにMDにダビングしたものを、今でも聴いている!

 

【ストーリー】

2195年、偵察衛星レスター2より報告を受けた地球連邦軍の迎撃を突破し、地球に10個の隕石が落下する。通常の隕石ではないと判断した連邦軍は、調査に乗り出すが、探査ドローン、武装調査団は相次いで通信を絶つ。しかし、調査団が最後に送ってきた情報から、謎の機械軍団が隕石の落下地点を中心に、基地を建設していることが判明。

 

連邦軍は第32機甲師団、第26空挺大隊、第221戦術飛行隊による掃討作戦「ロング・スウォード作戦」を実施するが、在来型の航空機や戦車では、敵の格闘戦兵器に太刀打ちできず、壊滅。損耗率は80%に達した。

 

事態を重くみた政府は、「ディオーネ級」装甲母艦を中心に、最新鋭の格闘戦兵器「機動装甲」(MSみたいなもの)を含む強襲大隊を編成、総力を挙げて殲滅戦を展開する!

 

【設定資料より】

現在、装甲母艦はAC-67ディオーネ、AC-68ユニコーン、AC-81富嶽の3隻が就航している。