「汎用艦」は、その名の通り、平時は宇宙探査や輸送任務についているものの、有事には強力な武装により戦闘艦として運用される艦であり、建造数においては、惑星連邦艦隊の中でも最大勢力を占める。

コンスティテューション級

連邦初の長期間の深宇宙探査と戦闘を想定して設計されたクラス。性能的には申し分ないが、運行要員が多く、建造後の運用コストが高いことからミランダ級ほど長く活躍することなく、このクラスが担ってきた任務は後継艦のエクセルシオール級に引き継がれ、退役が進んでいる。

ミランダ級

コンスティテューション級と、ハイ・ローミックスの運用を目的として、比較的低コストで運用できるよう設計された。しかし、あらかじめ任務に応じて大型のミッションモジュールが増設できるよう設計された為、結果的にコンスティテューション級より遥かに長寿の傑作艦となった。

 

エクセルシオール級

あらゆる任務を、そつなくこなす「汎用艦」の代名詞のような傑作艦で、建造数もミランダ級に次いで多い。建造後期の艦では、同時交戦応力が向上しており、武装も量子魚雷運用能力を与えられ、フェイザー砲も新型のフェイザーアレイ方式が採用されている。前期型も近代化改装の際に、順次同じ仕様に改装されている。

コンステレーション級

このクラスは、艦隊初のフェイザーキャノンを第一船体下部に標準装備している。ワープナセルも4基搭載と、他のクラスでは2基に対して、倍の搭載数である。これは、通常空間からワープに入るまでの時間を短縮する為の設計である。また、ワープエンジンから生み出される膨大なエネルギーを用いて、フェイザーキャノンの速射性も向上している。

アンバサダー級

ギャラクシー級の登場まで、深宇宙探査、艦隊戦力の中心だったクラス。エクセルシオール級のスマートな船体をボリュームアップしたようなシルエットで、性能もエクセルシオール級とギャラクシー級の中間といった中途半端なクラスで、運用コストが高いため、予定より早期に退役または、予備役に編入されつつある。

ギャラクシー級

ソヴェリン級が就役するまで、連邦最大最強の艦だった。ネビュラ級では、オプションとされている殆どの装備を固定装備として備えている。また、初期に建造された5番艦までは、第一船体と第二船体が、別々の船として航行可能である。もっとも、第一船体はワープエンジンを備えていないため、ワープはできない。また、6番艦以降は、分離・合体機能の有用性自体が問題となり、コスト低減と船体強度向上のため、この機能は装備されていない。結果的に、6番艦以降の建造コスト削減により、当初8隻で建造終了だっ計画は、修正され、16番艦までが建造されることとなった。

ネビュラ級

ギャラクシー級と同じ設計チームにより、ギャラクシー級とのハイ・ローミックスでの運用を前提に設計された大型汎用艦。固定武装や観測機器を抑え、代わりに、船体内部のペイロードを確保、さらに船体上部に大型のミッションモジュールを増設することで、汎用性と専門性の両立を図り、同時に建造コストの削減を成功させている。